せんせーのブラックエプロン講座

BA取得のコツ・方法、伝授します

余談 BAを得ることのメリット・デメリット

こんにちは、せんせーです。

今回は箸休めとして、私がBAを取得して感じたメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきたいと思います。BA取得を目指すPTRの方には特に参考になるのではないかと思うので、ぜひ呼んでいただけたらと思います。

 

メリット

1.自分だけのものが貰える

これはBA取得のメリットとして、誰しもが一度は考えたことのあることだと思います。ご存知の通り、ブラックエプロン試験に合格された方は自身の名前入りのエプロンを作ってもらえます。アルバイトPTRは特に分かると思いますが、退職時にはスターバックスから受け取ったもの一式(冊子やPTRカードなど)をスターバックスに返却することになります。そのため、普通にいたら退職後には手元にスターバックスで働いた軌跡がほとんど残らないのです(もらったGABカードなどはもちろんそのまま持っていて大丈夫です)。これは私の先輩PTRが仰っていたことなのです。「もしBA試験を受けられるのであれば受けたほうがいい。そして受かったほうがいい。そうしたら自分の頑張った証が得られるから。」そうです、BAは退職後も自分の手元に置いておくことができるのです。BA試験は簡単ではない(鬼むずでもないですが)試験なのですが、それに向かって頑張ったことも含めてスターバックスへの勤務に関して自身が頑張った証を何か一つ得られるのは、今後の人生においても良いものとなると思います。

 

2.自信が得られる

上記の通りBA試験は簡単ではないので、それに向かって適切な努力を行い、第三者に認めてもらえた経験は、自分の知識に対して自信を持てるようにしてくれます。私も、入社後同期と比べて業務がダメダメで自分に自信が全然持てていなかった時もあり、退職を何度も考えていた時期もありました。でも、何か一つでも自信を持って働けるものが欲しいと思ってチャレンジしたBA試験に合格したことで、自分の業務に自信を持てるようになりました。最初はコーヒーに関する知識にだけは持てていた自信が少しずつ業務全般に広がっていき、いつの間にか周りに「なんか最近変わったね」と言っていただけるような変化を生み出せました。BAにはそういった不思議な力があります。身につけている(または、ただ単にBA試験に合格したという事実だけでも)だけで自信がみなぎってくるようになるのです。

 

3.周りからコーヒーに関して頼られる

コーヒーに関する知識のプロフェッショナルを示すBAな訳ですから、これを身につけているだけでコーヒーに関する発言に影響力が生まれます。「BAがそう紹介するんだから」、そう言ってもらえることも多いのはそのことの如実に示しています。やっぱり人に頼られるってとても気持ちが良いことですねw

 

4.ファンが生まれる(こともある)

これは人による点も多い話で、私も人伝で聞いた話なのですが、BAを着用しているとお客様から「あ、BAだ!」と注目され、時には「あのBAの人に接客してもらいたい」と思われファンのようにお客様に来られる場合があるそうです。BAはそれだけ、お客様からしたら「すごい!」存在なわけです。その期待にしっかり答えましょう。

 

デメリット

1.注目されすぎる

メリットで挙げた注目される面は、一転してデメリットにもなりうります。よくTwitterを見ていると「ブラックエプロンが作ったのにホイップの巻きが下手」「ブラックエプロンなのに接客が雑」といった書き込みを見ます。私の講義を受けている方なら分かると思いますが、BAを取得したところでホイップの巻き方は上手くなりませんし、BAは接客が神懸かっていることを証明するようなものでもありません。BAはただ「コーヒーに関する知識がある一定以上ある」ことを証明しているに過ぎませんが、その希少性もあいまってBA=PTRとして優れているの公式が生まれてしまっています。もちろん、BAはそれだけの期待を背負う権利・責任があるものです。逆に言ったら、何か些細なミスをしてしまったらそれだけで「あの黒いエプロンが〇〇しやがった」と言われてしまうのです。そのプレッシャーに勝てない人は、着用を控えたほうがPTRとしてのポテンシャルを発揮できるかもしれません。

 

2.頼られるからこそ、知識面に穴を作ってはいけない

コーヒーに関する知識を証明するBAですが、その証明はあくまでもBA試験その日時点での知識に対する証明です。知識をアップデートせずそのままにしておけば、どんどん知識というものは薄れていってしまいます。一般的に、試験に合格してから手元にBAが来るまで約4〜5ヶ月かかります。その間知識のアップデートを怠っていたら、BAが手元に届く頃には着用に値しないPTRになってしまいます。そして、そんなPTRが着用するのはBAです。お客様はもちろん、他のPTRもコーヒーで分からないことがあったらBAのPTRを頼るでしょう。その時に「分かんない」としてしまったら、その店全体に対する信頼が損なわれてしまいます。「あそこのお店はコーヒーに関して質問しても何も答えられない。ブラックエプロンもいるが、ダメダメだ。」と言われてしまうのです。だからこそ、知識の穴を作らないよう常に向上心を持って勉強し続ける意思が必要になるのです。

 

 

上記のように色々メリット・デメリットを書いてみましたが、結局メリットの方が圧倒的に多い試験です。少しでも人として・PTRとして成長したい、何か頑張った証が欲しい、そう考えている方全員に一度は受けて欲しい試験です。今回の余談は以上とします。