せんせーのブラックエプロン講座

BA取得のコツ・方法、伝授します

基礎講座2-補講 コーヒー生産地による風味の違い

こんにちは、せんせーです。

今日は個別のコーヒー豆に関する解説ではなく、それぞれの生産地における特徴をお伝えしていきたいと思います。生産地ごとの風味・味わいの特徴とその由来を把握しておけば、コーヒー豆の風味を認識するのがより楽しく・正確になると思います。

スターバックスで販売されているコーヒー豆の産地を大別すると、以下の3種類に分けられます。

 

1.ラテンアメリカ

2.アフリカ

3.アジア/太平洋

 

では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

1.ラテンアメリカ

「さっぱりとした鮮やかな酸味があり、バランスがよく、ナッツやココアのような風味があります。」

スターバックスによると、ラテンアメリカ産のコーヒーはこのように解説されています。ラテンアメリカ産のコーヒーは全体的に酸味・風味のバランスが良く、そのものだけでなく他の産地のコーヒーの良さを引き出す引き立て役にもなれます。実際スターバックスで販売されているブレンドコーヒーのベースにはラテンアメリカ産のコーヒーがよく使われています。例えるのであれば、特技をちゃんと持ちつつもクラスのどんな人とも仲良くできる優等生タイプと言えるでしょう。

 

2.アフリカ

「フローラルさやシトラス感のあるジューシーな風味からベリーやスパイスの味わいまで、アフリカはとりわけ個性的な風味が特徴です。」

スターバックスの、アフリカ産コーヒーに関する解説です。アフリカ産コーヒーでコア豆を挙げると、ケニアエチオピアとコア豆の中でも特に個性的な風味が特徴のコーヒーであることが分かると思います。フルーティな風味や香り高さがアフリカ産のコーヒーの魅力と言っても過言ではないですね。

 

3.アジア/太平洋

「重厚感のあるコク、シロップのようになめらかな味わいにハーブや大地を思わせる風味が特徴の地域です。」

スターバックスは、アジア/太平洋産コーヒーをこう評価しています。スマトラは、その特徴を最も色濃く表していると思います。口に含んで一番に感じられる(良い意味での)土っぽさやハーブ感は、他の地域では醸し出せない味わいです。スマトラ式と呼ばれる特徴的な加工方法も、これらアジア/太平洋産コーヒーの味わいを生み出す一因となります。

 

このようなそれぞれの生産地の特徴を理解していると、ブレンドの味わいをより理論的に理解できるようになり、キーワードや使われているコーヒー豆の生産地を逆算的に求められるようになります。

 

これらの知識は、BAを取得して以降実際にお客様の前でコーヒーの紹介をする際に一番活かせるものになる(実際私はこの知識を一番活用しています)ので、BA取得を目指す方は生産地別の風味をぜひ理解しておいてほしいですね。

その知識を効率的に得るのに便利なのが「COFFEE PASSPORT」という小さな冊子です。スターバックス各店舗で貰える、コーヒーに関する知識が色々書かれたものです。実はこれ、お客様向けに配られているものとPTR用のものの2種類があります。BA取得のために便利だと私個人がお勧めする方は、お客様用のコーヒーパスポートです。PTR用の方にはコア豆の情報が全く書かれていないので自分で一個一個埋めていく必要がありますが、お客様用の方には全て記載されています。また、お客様向けにスターバックスのコーヒーに関する情報が載っているのでPTRの方も参考になる点があると思います。(BA取得後の接客にも活かせる内容もあります)

 

 

今回の講義は以上です。宿題は、3つの産地の特徴を誰かに説明できるようになることです。

 

ではまた〜。